フィンランドのNATO加盟承認、また、トルコやハンガリーによるスウェーデンの承認保留、それがクルド人問題やエルドアン大統領の5月の大統領選がらみであり、ハンガリーのロシアとの関係などなど複雑な問題が絡み合っているようです。
 また、一方では英国のTPP加盟が承認されるなど国際情勢は目が離せません。

 ところで中国ですが、アステラス製薬の邦人社員が拘束されたタイミングでの林外務大臣の訪問、これは原因結果が逆で、林外務大臣が訪中するのでその直前で邦人を拘束したのか?
 今回の中国との会談においては勿論人質の解放も議題に上るでしょうが、人質を取られている状態ですから非常に立場が弱く、国益を損ねるような結果を招くのでは危惧しております。

 そもそも、この林大臣は媚中派として知られており、中国のご機嫌を伺いながらの弱腰外交になるのでしょうか? ハニトラにでも引っ掛かっていたのかと疑いたくなります。
 3月初めにインドで開催されたG20会合において、この林芳正外相のみが欠席と言うG20軽視の対応、『グローバル・サウス』の存在をどう考えていたのか、首相ともども潮流を読めていない。
中国人質
 そもそもこんな人物を外務大臣に据えた岸田首相にも責任があるのですが、今回の中国での会談で日本は足元を見られるのは間違い無さそうに思えます。
 ロシアや中国のような民主主義とは程遠い国家では、いつ何時にこんな目に遭うかも知れません。企業も含めてもっと危機感を共有すべきであり、経済重視だけの時代は去ったと見るべきです。

 相手国がこんな状況であるのに日本国内においては未だに『スパイ天国』であり、そう言った者を野放しにするどころか酷い場合は生活保護まで提供している。
 戸籍上の配偶者をでっちあげ、簡単に日本国籍を取得し直後に生活保護を申請なんて例も無いとは言い切れないような『お人好し国家』なのです。

 さて、林外相の話題に戻りますが、これから益々緊密にしていくべ相手と思えるインドやG20を軽視(無視?)し、中国や朝鮮に媚びを売るこんな人物を外相に据えている現状、そんな人物を大臣に選んだ首相を国民はどう見ているのだろうか?
 ウクライナだけではなく、キナ臭い東アジアでも厳しい舵取りが要求されると言うのに!