人生いろんな人達と接する機会がありますが、社会人になると会社や同じ業種の関連の人達との交流が多くて、サークルなどに属していない限り自分と対極の人種と接することは少ないように思います。
私の場合、社会人1年目は会社の寮に居て、2年目からアパート暮らしを始めたのですが、そこに住んで暫くしてから隣の部屋のSさん(男性ですよ)と知り合いになりました。

当時のSさんは、美術系の大学に通う学生さんで、私とはベクトルの異なる『軟派野郎』でした。
知り合ったのは、私の部屋にあった電話を彼が借りに来たことがきっかけです。
田舎の実家からの連絡を受けたいものの、電話を持っていないので受け取り先になって欲しいとのことで、それを頼みに来たことに始まります。
美術1
それ以来交流が始まり、時には「エ〇本読みます?」と聞いてきて「もちろん」と答えると、「だいぶ溜まっているので持ってきます」と部屋に戻って束になったブツを持ってきたりしておりました。
彼女と半同棲だった彼、「メシ、2人分も3人分も変わらないから食べに来て下さい」とか、「洗濯物は彼女が洗ってくれますから、これも手伝いますよ」などと、かなり感覚のズレがありました。

公衆電話まで遠くて、雨の時や寒い時期に電話をかけに行くのも大変だったので、電話をかける場合も気軽に貸すようなフランクな付き合いになっていました。
その彼は最寄り駅近くのデパートのフードコートのある店でバイトをしていたのですが、「是非寄ってください」というので寄ってみました。

支払おうとしたら会計のところにやって来て、「ありがとうございました。お釣りです」と目配せしながら、渡した支払い分をそのまま返してきた。
それはちょっとまずいので、それ以降は別の友人に誘わた一度しか行きませんでした。
犯罪にあたるのですが、それを意に介さない『お気楽大学生』という感じだったのでしょう。
美術2
確か夏休みの頃だったと思うが、「彼女の実家に遊びに行くので3,4日留守にしますのでよろしく」と挨拶に来たことがありました。
「事故に気をつけて」と伝えたら、「はい、それと違反で捕まらないように行ってきます」と出かけたのですが、戻ってきた時に話を聞くと、出発して最初の信号の所で早速警察に捕まったそうな。

マンガみたいな展開でしたが、その違反内容は『整備不良』。『スカイラインGT-Rのシャコタン』でしたから、いかにもと目をつけられそうな風貌でした。
当時、電子機器メーカーに勤めていましたので、周囲の知り合いはやはり自分と同じようなタイプが多く、また大学時代の知り合いもそうであったので、彼の存在はやはり『異端』だったようだ。